顧問建築家事務所 SUMIO-HAMANO OFFICEマーク
SUMIO-HAMANO
顧問建築家事務所 SUMIO-HAMANO OFFICE
プロフィール
空間思想
仕事への取り組み
専門分野
経歴
ギャラリー
コラム
リンク
会社概要
E-MAIL

column
(2003.02.25)

森の生活のよろこび

森の生活を始めてからもう、3ヶ月が過ぎようとしている。
「本当にここでよかったのかなあー・・」と不安になったり、取り残されるような錯覚になったり、そんな日々の白い季節を終えて、今、隣を流れる川の音も、蔵王の雪解けの早さを知らせるように大きくなって来た。



相変わらず、月夜にはアプローチやデッキが白く光る幻想の中での帰宅。そして、3時半に起きて白々と明ける夜明けを待ちながら仕事をスタートさせる、在宅時間ほんの僅かの仕事に終われる日々の中、「お風呂が一番」の生活だが、考えてみると本当に贅沢な生活をさせてもらっていると恐れを感じ、また、感謝をしながらの日々でもあった。



そんなつかの間の楽しみ以外は殆ど毎日、仙台での仕事に明け暮れ、通勤が大変だと周りには言われたが、疲れを感じない毎日だった。
やはり森の生活なのだが、森は気をくれるので、どんなに毎日都心まで遠くても疲れを感じないと誰か音楽家が言っていたが、本当に同感である。
そんな中なので、家族の絆もいくらか今までと違うものを感じるようにもなって来た。
3週間ほど前に、楢の木にクマゲラが来て「カーン!カーン!」と音を立て、後で行って見ると、キツツキをした木屑が雪の上にたくさん落ちているのを見つけた。
また、朝新聞を取りにでてみると、雪の上に小動物の足跡が残っている。



そして、岩の間から小さいが緑色が見え始めている。
こんなに自然を体感すると、本当に自然というものがいとおしくなって、粗末には出来ないなー・・と新しい感覚が改めて擡げてくるものだ。
工事で伐採した樹木約5トン分もあろうか、を約半年乾燥させていたのだが、先日は、その山の3分の1を薪にするためにチェンソーを使いながら1日を費やした。
汗が出て、心地良かった。
山歩きが趣味というある会長と先日もそんな話になったが、自然と隣り合わせの日々は、充実感をもって、心からの健康をもたらしてくれるのかも知れない。

BACKNUMBER