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(2004.05.07)

建設新聞コラム第四回原稿


第4回原稿

4回連載のこのコーナーを担当させていただいてもう、最終回になりました。
今日は、読者の皆様。特に業界の中間層ではない、新卒間もない若手とキャリアを積んだベテランの皆様に向けてのメッセージを伝えてお別れしたいと思います。
「危機管理」が叫ばれる昨今。このキーワードは何も国家や企業だけに当てはまるものではないと思います。
私自身建築に携わる一人として、また、経営コーチをその業としている一人として、様々な場所に出向き、また、さまざまな計画に携わり感じていることとして、この「危機管理」は、「個人に最も大切なキーワードである」ということを忘れてはならないと感じています
厳しい時代の中で淘汰が進んでいます。
「企業が選ばれている」ということです。
企業の社会適応力として、企画力の是非が決定的な方向性を見出しています。
これは、企画提案力だけではなく、人事。労務。財務。営業。技術。その他、刷新しようとする社内企画の要因も含みます。手っ取り早い手段の一つとして、リストラが上げられますが、これは単なる年齢規定ではその手法に明らかな間違いがあります。そこには何も刷新企画がありません。そして、町村合併のように、「他が進めているから・・・」と、いたずらに実行する経営陣は愚の骨頂です。
また、戦略の一つのCS(customer  satisfaction=顧客満足度)は、(customer  acuity=顧客感覚)という分野の一つの概念ですが、これを実践することは、言葉で言うほど簡単なものではありません。この分野にもあるセンスが絶対条件として必要なのです。プレゼンのタイミングや駆け引き、間合いなどを研修している講座もあるように、非常に難しいテクニックであり、それぞれの業態の特性に応じたキャリアも必要となるので、安易に捉えると失敗します。実際にその域で効果を発している営業体制の企業は全体の10%にも満たないのではないでしょうか・・。そして、その企業の中身は「人」です。
これらを考えて行くと、選ばれ残るその企業内においても「人を選ばなければならない」ということにポイントがあることが分かってきます。
つまり、「いつも選ばれる自分でなければならない」というモティベーションを持って向上心旺盛であり、「何時だって独立できる」というポジティブ志向の自分でなければならないのです。事務職であろうが技術職であろうが、何らその内容に変わりはありません。
例え会社人間でなくても、自分一人でも家族を養える。どんな境遇でも自分は生きられる。という力を自覚する生き方は家族にとっても非常に逞しく見えるでしょうし、頼りがいのある旦那さんでもあるでしょう。
また同時にこのことは、不慮にして襲い掛かる逆境や、災害や事故などの思わぬ障害にも備える能力を発揮するでしょうし、絶えず意識して生きる己を構築することになるとも思うのです。
「選ばれる企業に・・・」そして、「選ばれる自分に・・・」を頭の隅っこに入れて、今日一日を精一杯奮闘していただきたいと思います。
4回に渡りお読み頂き、ありがとうございました。それじゃ、また・・・・・。